時間管理を効率よく行うために意識するべきこと

時間管理の意味を考えるために、時間管理はそもそも何のため?
ということを考えてほしいのですが、時間管理をしないと!と思うのは、
より効率的に何かを行いたいと思うから何です。
ただ何もすることがなくて、自由に過ごして、
何の結果も求めないのであれば、時間管理が必要だなんて思わないはずです。
私も仕事もない、やることも、やりたいこともない、
そのことに対して危機感すらない。
という状況であれば、時間管理の必要性なんて感じないです。
寝ていたいだけ寝ていますし、時間も決めずにだらだら過ごします。
しかし、私は、時間管理が必要だと感じているんですよね。
それはどうしてかというと、限られた時間の中でしたいこと、出したい結果があるから。
要するに暇じゃないから(笑)
本当に細かいことになってしまいますが、私の例でいうと、
・仕事をシャキッとした頭で始めるために、自宅できちんと食事をとりたい
・このメルマガを午前中に書き上げたい
・帰って洗濯などの家事をしたいので、きちんと定時に退勤したい。
・次の日に響くので、0時には就寝していたい
ごく一部ですが、こういったものが存在します。
そして、これらを実現するためには、限られた時間の中で、
決められたことをこなしていく必要があります。
そこで初めて、時間管理の重要性を感じるのです。
時間を管理せず、思いつくままに行動したり、
時間を決めずに進めていくと、この半分も実現できないと思います。
要するに、時間管理とは決められたことを遂行するために行う
エネルギーの管理でもあるのです。
Contents
時間管理をするためには?
あなたは、時間管理ができていますか?
時間管理をするのには、なにか目的を達成するためだったり、
なにか得たい結果を出すためだったりと目的があります。
しかし、その立派な目標とやる気だけでは、
うまく時間管理って出来ないんですよね。
では、どうしたらいいのか。
答えは、
「優先順位を正しく決める」です。
時間の管理に悩むあなたなら、そんなことわかってるし、
やってるわっ!!と思ったかもしれません。
しかし、それは正しい優先順位かどうか考えてほしいのです。
時間管理のマトリックス
決めたことを決めた時間内で終わらすための優先順位。
世界的なベストセラースティーブン・R・コヴィーの
『7つの習慣』では、時間管理のマトリックスというものを紹介しています。
この時間管理のマトリックスでは、
自分の時間を4つに分けています。
1 重要かつ緊急
2 重要だが緊急ではない
3 重要ではないが緊急
4 重要ではなく更に緊急でもない
上記の4つ。
7つの習慣には以下のような記述があります。
===============
時間管理の本質は、
優先事項を決め、
それらを中心に計画を立て、
実行することである。
優先事項を決めるにはまず、
自分の価値観や最大の関心事を深く探り、
明確にしなければならない。
その価値観と関心事をもとに短・長期の目標と計画を立て、
さらにスケジュールあるいは時間配分を決める。
そして、もっと重要な事柄(緊急な事柄ではなく)が
出現しないかぎり、自己を律して
計画どおりに進めていかなければならない。
===============
決めたスケジュールは、
意地でもそのとおりにということですね(笑)
あなたのやるべきこと、抱えているものも
一度、この4つの事項に基づいて、整理してみてくださいね!
抱えているものが多すぎて、ここから考えると
優先すべきことではないことを、優先してしまっているかもしれません。
【時間管理マトリックス】4つのパターン
それでは、先ほどの時間管理のマトリックスの
4つのパターンについてそれぞれ説明していきたいと思います。
1 重要かつ緊急
2 重要だが緊急ではない
3 重要ではないが緊急
4 重要ではなく更に緊急でもない
第1領域:重要かつ緊急
まずは、第1領域(重要かつ緊急)。
これは一番優先させるべきものです。
ある種の危機、問題が起きているということですので、
早急に対処しなければいけません。
仕事をしていれば、誰でも日々の中で
この第1領域に直面することはあるでしょう。
ただ、ここに着目ばかりして行動していると、
いつも締め切りに追われて、あたふたしているだけだったり、
問題解決への対応に精一杯で、
他のことに手が回らない状況になってしまいます。
第3領域:重要ではないが緊急
次に第3領域(重要ではないが緊急)です。
緊急と聞くと何でも重要だと思い込んでしまいがちです。
その結果、緊急の要件すべてに対応して、
ほとんどの時間を消費してしまうこともあります。
重要でないことに全神経を注ぐのは非効率的で
かえって時間を無駄にしてしまいますので、注意が必要です。
第4領域:重要ではなく更に緊急でもない
その次に、第4領域(重要ではなく更に緊急でもない)。
これは、重要ではないうえに、緊急でもありません。
つまり、一番優先順位が低いことになります。
仕事をしている中で、これはすみわけがすぐに
できるのではないでしょうか。
ここには時間を費やさないようにしましょう。
第2領域:重要だが緊急ではない
最後に、第2領域(重要だが緊急ではない)です。
結論から言いますと、この第2領域(重要だが緊急ではない)が
最も効果的に時間を使うことができる行動パターンです。
時間管理の上手い人は、第3領域(重要ではないが緊急)と第4領域(重要ではなく更に緊急でもない)
を避けて行動するようにしています。両方とも優先順位が低いんですよね。
ただ一方で、日ごろの活動の中で、
第1領域(重要かつ緊急)が占める割合を低くなるよう意識し、
第2領域(重要だが緊急ではない)の行動に時間をかけています。
長期的な目標・計画を立てる、
体を鍛える、
人間関係を育てていく、
計画に向けて備える、
など、このような行動は大切なことで、やらなければいけないと分かっていたとしても、
緊急ではないため、つい後回しにしてしまいがちだと思います。
ですが、本質的にはとても重要なことであり、
人生を効果的に生きている人は、第2領域(重要だが緊急ではない)の行動に
時間を最も費やしているのです。
まとめ
今回は、スティーブン・R・コヴィー氏の時間管理術について書かせていただきました。
時間は、唯一みな平等に与えられているものですので
何かを変えたい!夢を実現したい!と思うのであれば、
時間を有効に使わなければいけません。
時間を有効に使うためには、時間管理は必要になってきますので
ぜひ、今一度ご自身の時間管理を見直してくださいね!
弊社ではYouTubeチャンネルを開設しております。
そちらもぜひご覧くださいませ。
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